【指導案】重度の知的障害や自閉症の子どもを想定したコミュニケーションの指導【アイデアの種】

自閉症の子どもたちにとって、コミュニケーション手段として絵カードは非常に有効です💡

絵カードを用いた指導は、日常生活で直面するさまざまなシチュエーションを子どもたちが理解し、ニーズを表現することにつながります。

ダイナモ
ダイナモ

自閉症の子どもたちに絵カードを使ったコミュニケーションを指導するための具体的な指導案を紹介します。参考になれば嬉しいです💡

1.授業目標

  • 自閉症の子どもが基本的な絵カードを使用して、日常的なニーズや感情を表現できるようになる。
  • 絵カードを通じて、社会的なインタラクションの初歩を理解し、適用する。
  • 絵カードを使ったコミュニケーションの楽しさを感じ、積極的に参加する意欲を育む。

2.教材

  • 日常生活でよく使う物や行動、感情を示す絵カードセット。
  • 物語や日常シチュエーションを描いた絵本やイラスト。
  • 絵カードを収納し、持ち運び可能なアルバムやフォルダー。

3.活動の詳細

  1. 絵カードの紹介と基本的な使用法の説明
    • 絵カードの名前やそれが示す物・行動・感情について説明し、実物や実際の行動と結びつける。
  2. ロールプレイ活動
    • 教師と生徒、生徒同士で簡単なロールプレイを行い、絵カードを使ってコミュニケーションを取る。
  3. 絵カードマッチングゲーム
    • 同じ絵カードを見つけるゲームや、特定のカテゴリー(例えば「食べ物」「感情」)に合う絵カードを選ぶゲームを行う。

4.評価基準(3段階)

  1. 理解度
    • 【良好】: 絵カードの意味を理解し、適切なシチュエーションで使える。
    • 【普通】: 多少の助言があれば、絵カードの基本的な使用が可能。
    • 【改善必要】: 絵カードの意味や使用法について、一からの説明が必要。
  2. コミュニケーションの取り組み
    • 【良好】: 自発的に絵カードを使ってコミュニケーションを試みる。
    • 【普通】: 促されれば絵カードを使って基本的なニーズや感情を表現できる。
    • 【改善必要】: 絵カードを使ったコミュニケーションに対する関心や意欲が低い。

5.指導上の留意点

  • 各生徒の興味やニーズに合わせて絵カードをカスタマイズし、関心を引き出す。
  • 絵カードを使ったコミュニケーションの成功体験を積極的に作ることで、自信と興味を育む。
  • 生徒のペースに合わせて進行し、圧力を感じさせないようにする。
  • 家庭との連携を図り、家庭でも絵カードを活用するように促す。
ダイナモ
ダイナモ

担任のお子さんの実態に応じて、絵カード、シチュエーションなどをカスタマイズしてください😊

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