【指導案】〜学校外での学習を想定〜自閉症がある生徒のための情報収集の力を育む自立活動【アイデアの種】

はじめに

自閉症がある生徒たちが学校外の活動においても見通しを持って自信をもって行動できるようになるための学習活動のアイデアを紹介します。

ダイナモ
ダイナモ

情報を集めて活用する力は、学校内の学びだけでなく、社会で自立して生活するためにも大切です💡
学習活動を通して、生徒たちが自ら情報を得る喜びと、それを活かす力を育みましょう✨

1. 授業目標

  • 生徒が自分自身で情報を集め、それを活用して学校外での活動に取り組む自信を持てるようになる。
  • 生徒が社会で求められる情報収集・活用の基本スキルを身につける。

2. 教材

  • スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイス
  • 地図アプリや情報検索アプリ
  • 実際に外出する際のチェックリスト(事前に準備したもの)
  • シナリオカード(外出時のさまざまな場面を想定した指示が書かれたカード)

3. 活動の詳細

活動1: シナリオベースの情報収集

  • 生徒にシナリオカードを配布し、カードに書かれた状況(例: 文化的な施設などの公共施設に向かう)に基づいて必要な情報を集める。
  • 地図や公共交通機関について調べられるアプリを使って目的地までの経路を調べる、天気予報をチェックするなど具体的な活動を行う。

活動2: 外出プランの作成

  • 収集した情報を基に、外出時のプランを立てる。チェックリストを使って必要なものを整理する。
  • グループ内でプランを共有し、フィードバックをもらう。

活動3: シミュレーション

  • 教室内で、実際に外出する際のシミュレーションを行う。教師や他の生徒が想定外の状況を提示し、生徒がどのように対応するかを考える。

4. 評価基準(3段階)

  • A(優): 情報を自立的に収集し、的確なプランを作成できる。シミュレーションでの想定外の問題にも柔軟に対応できる。
  • B(良): 情報収集はできるが、プラン作成やシミュレーションでの対応に迷いが見られる。しかし、基本的なスキルは身につけている。
  • C(可): 情報収集に手間取り、プラン作成やシミュレーションでの対応が困難。サポートが必要。

5. 指導上の留意点

  • 生徒の興味やニーズに合わせてシナリオカードをカスタマイズする。
  • デジタルデバイスの使用が難しい生徒には、紙の地図や印刷された情報を提供する。
  • 社会的なスキルを重視し、生徒同士のコミュニケーション能力の向上にも注目する。
ダイナモ
ダイナモ

初めての場所での活動は、自閉症がある生徒にとって時に大きな挑戦です!

情報を集め、それを活用する力を身につけることで、「勇気を持って」あるいは「安心して」活動ができるようになることが見込まれます💡

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP
Verified by MonsterInsights