【指導案】知的障害のある子どもの手先の器用さを育む自立活動【アイデアの種】

知的障害のある子どもたちは、手先の器用さを高めることで、日常生活の自立や学習活動への参加をより豊かにすることができます。

今回は、手先の器用さを育む学習活動の指導案をご紹介します。

ダイナモ
ダイナモ

展開の工夫によっては、子どもたちの気持ちの安定や自信の向上にもつながります💡

1.授業目標

  • 手先を使った細かい作業の力を高める。
  • 手先の器用さを高めることを通じて、できる作業や自己表現の幅を広げる。
  • 成功体験を積むことで自己効力感を高める。

2.教材

  • 組み立て式の簡易模型(例:ブロック、簡単な木工キット)
  • 粘土やプラスチック粘土
  • 工作用紙、はさみ、のり

3.活動の詳細

  • ブロックや木工キットで模型を作る活動:説明書に従って、部品を組み立てる。最初は簡単なものから始め、徐々に複雑なものへ挑戦する。
  • 粘土を使った形作り:指定された形(動物や植物など)を粘土で作る。形を作る過程で、形を捉える力や指の使い方、力の加減を学ぶ。
  • 工作活動:工作用紙を使って、簡単な飾り物や小物を作る。はさみやのりの使い方を練習する。

4.評価基準(3段階)

  • A(上達した):指示された作業を正確に完成させることができる。
  • B(基本的な技術を習得):少しの助けや指示があれば、基本的な作業を完成させることができる。
  • C(練習が必要):まだ助けが必要だが、興味を持って取り組む姿勢を見せる。

5.指導上の留意点

  • 個々の子どもの能力や進度に応じて、活動の難易度を調整する。
  • 成功体験を大切にし、小さな成果でも積極的に褒めることで、自信を育む。
  • 安全に配慮し、特にはさみや木工キットを使用する際は、適切な指導と監視を行う。
ダイナモ
ダイナモ

「身体の動き」が中心的な課題になりますが、作業環境を整えたり、自分に合った使いやすい道具を選択することも大切な学習になります💡

作業の成果を数値化したり可視化することで自己評価ができ、意欲の高まりにつながることが見込まれます🍀

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