【考慮すること】自己選択・自己決定を促す指導内容【自立活動】

重要フレーズ

個々の児童又は生徒に対し,自己選択・自己決定する機会を設けることによって,思考・判断・表現する力を高めることができるような指導内容を取り上げること。

合理的配慮は自分で意思表示して、自分で決めて、自ら整えていくもの

自分で選ぶ・決めることへの意欲・態度が育ちにくい背景

児童生徒の障害の状態や特性及び心身の発達の段階等により,

  • 指示を理解することが困難で行動できなかったり
  • 聞こえないことから判断できなかったり

することがある。
そのような経験を重ねていくと,

  • 自ら判断する力や聞く態度が育成されない
  • 主体的に取り組もうという意欲も減退させる

ことがある。

自立活動の目標や方法を“自分で”選ぶ・決める

 児童生徒が指導目標を自覚し,改善・克服するための方法等について

  • 自ら選んだり
  • ものごとを決定して実行したりすること

は,学びを深め,確実な習得を図ることにつながることにもなる。

【例】病弱(心臓疾患)の児童生徒の場合

 例えば,心臓疾患のある児童生徒の中には,幼い頃から治療をしていても,自分の体調や病気の状況について説明することが難しい児童生徒がいる。病気の自己管理は大切であり,その上で自らの活動を選択し,人に伝える力が必要である。

そのためにも,

  • 自分の体調や病気の状況について正しく捉える
  • 日ごろから体調や病気の状況を記録したり
  • 人に伝えたりするなどの表現方法を身に付ける

体調のほか病気の状況を自覚し,今の状況で何ができるか,どの程度できるかを的確に判断する力を身に付けられるよう指導することが大切である。

ダイナモ
ダイナモ

一般的に自己選択・自己決定の力は人生の満足度にかかわります。
運動会、遠足、修学旅行などの行事への参加の仕方を一緒に考えて、自己選択・自己決定の力を育みましょう♪

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