キャンピングカーでの旅は、天候に左右されがち。突然の雨の時、「濡れた傘をどこに置くか」は、室内の快適性、ひいてはカビ対策や衛生面にも関わる、地味ながらも非常に重要な課題です。
今回は、愛車コルドバンクスに標準装備されている傘立ての課題を克服し、使い勝手と衛生面を両立させた**「雨傘専用のスマート収納」**改造についてご紹介します。
目次
☔ 旅の湿気は大敵!コルドバンクス純正傘立ての課題
私の愛車、コルドバンクスにはエントランスドアの入り口、外から見て右側の壁(車体中央側)に、傘を収めるスペースが設けられています。

既存の傘立ての評価
- 収まりの良さ: 空間に一体化しており、見た目の収まりは非常に良いです。
- 最大の欠点: しかし、濡れた雨傘をそのまま収納すると、水滴がそのまま室内の床に流れ落ちてしまう構造になっています(冷蔵庫横に流れ出てくる)。これは、車内の湿気やカビの原因になりかねず、非常にいただけません。
他のキャンピングカーでの対策は?
他のキャンピングカー乗りの間では、ドアの内側ポケットに傘を収納したり、DIYで専用の筒を取り付けたりするケースが見られます。
- ドア収納の問題: ドアは頻繁に開閉するため、振動で傘が飛び出したり、開閉のたびに水滴が振りまかれたりするリスクがあり、私は避けるべきだと感じていました。
💡 発想の転換!「日傘」と「雨傘」で収納場所を分ける
純正の傘立てを雨傘用として使うのは諦め、用途を明確に分けるという発想に至りました。
- 純正傘立て(右側): 濡れる心配のない日傘専用とします。
- 新しい収納場所(左側): 濡れた雨傘を水滴を気にせず収納できる専用スペースを新設します。
✨ 究極の省スペース収納を発見!そしてDIY改造へ
雨傘専用の新しい収納を探す中で、私が目をつけたのが、「山崎実業(Yamazaki) smart」**シリーズのアイテムです。この時は、「傘立て マグネット」で検索したらヒットしました!
🛒 採用したアイテム
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🛠️ 改造工程:マグネットからマジックテープ固定へ
本来この商品はマグネットで玄関ドアなどに固定するものですが、キャンピングカーの壁面は磁石が付かない素材が多いため、固定方法をカスタムしました。
- 固定方法の変更: 商品の裏側に強力な**マジックテープ(面ファスナー)**を貼り付けました。
- 設置場所の選定: エントランスドアを開けてすぐの、左側の壁に設置を決定しました。この位置は、ドアの開閉や乗降の邪魔にならず、デッドスペースを有効活用できる最適な場所です。()
- 設置: マジックテープの力で、壁面に上下のパーツをしっかりと固定しました。

💯 改造後の満足度:水濡れストレスからの解放!
改造後の使い勝手は**「バッチリ」**の一言です。
- 水滴問題の完全解決: 濡れた雨傘を収納しても、水滴は下の受け皿(トレー)にしっかりと溜まります。
- 後処理が簡単: 受け皿に溜まった水は、停車時にまとめて簡単に処理できます。車内に水滴が持ち込まれることもなく、床が濡れるストレスから解放されました。
- 動線への配慮: エントランス左側の壁に薄型で固定したため、出入りの邪魔になることも一切ありません。

【結論】
純正の傘立てを日傘専用とし、水濡れ対策を施したスマートなアイテムを「雨傘専用」として新設する。この収納の使い分けこそが、コルドバンクスでの雨天時の快適性を劇的に向上させるカギでした。
キャンピングカーの小さな「困った」は、工夫とスマートなガジェットでいくらでも解決できます。皆さんの愛車でも、ぜひ収納の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
