愛車のコルドバンクスは快適な空間を提供してくれますが、長年の課題となっていたのがサードシートの腰や背もたれの角度でした。
目次
📐 直角背もたれのジレンマ
コルドバンクスのサードシートは、背もたれがほぼ直角に立っています。↓

走行中、このシートで寛ごうとしても、直角すぎる背もたれでは腰が落ち着かず、長時間の着座は非常に疲れます。市販のさまざまなクッションを試しましたが、どれも根本的な解決には至りませんでした。他のキャンピングカーに角度調整機能付きのシートがあるのを見ると、「なんとかしたい!」という思いが募るばかりでした。
そこで、腰の部分が斜めになり、安定して座れるオリジナルの背もたれを自作することを決意しました。
💡 改造プラン:既存パーツを流用し、角度と安定性を確保!
自作にあたり、単にクッションを置くだけでなく、しっかりとした角度と支えを作ることに焦点を当てました。
📌 改造のポイントと工夫
- 既存背もたれパーツの分析:
- コルドバンクスの背もたれは元々、上部(肩口)と下部(腰部)の2つのクッションパーツで構成されています。
- しかし、本来の下部の腰クッションは柔らかすぎてマジックテープによる固定に必要な強度がありませんでした。
- パーツの役割入れ替えと流用(キーポイント!):
- そこで、本来は肩口に使う強度のある上部パーツを、新しい腰部の背もたれとして流用することにしました。このしっかりしたパーツであれば、自作の支持具で確実に固定できると考えました。
- 角度付き支持具の自作と固定:
- 新しく斜めの角度を生み出すため、木材を使って**「角度付きの支え具」**を自作しました。
- この支え具を、腰部分の壁(元々下部クッションがあった場所)にしっかりとマジックテープ(面ファスナー)で固定しました。これにより、任意の角度で固定することが可能になりました。
- 新しい腰クッションの取り付け:
- 自作の支え具に、流用した**強度のある元の肩口パーツ(新しい腰クッション)**を固定しました。これにより、腰部分にしっかりと体重を預けられる、理想的な斜めの背もたれが完成しました。
- 肩口のスペースを埋める:
- 腰クッションを流用したことで空いた上部の肩口スペースには、単純に腰部のパーツを、肩口に入れ替えることを考えましたが、シートベルトの支柱が中央にあり、溝のない腰部のパーツは装着できません。
- 別途作成する必要があり、Amazonで購入したメッシュ素材のクッションを当てました。
- ただし、購入したクッションだけでは厚みが足りず壁との間に隙間ができてしまったため、裏側に発泡スチロールを足して調整し、完全にフィットさせました。




✅ 改造結果:長旅も快適に!
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この一連の改造により、サードシートは劇的に快適になりました。
- 安定した着座感: 背もたれが斜めになり、腰全体がしっかりと支えられるようになったため、直角シート特有の疲労感が解消されました。
- 確実な固定: 自作の支持具とマジックテープのおかげで、走行中にズレることもありません。


これで長旅の移動時間も、車内で快適に過ごすことができます。キャンピングカーの「室内快適化」は、オーナーの工夫次第で無限に広がりますね。

